海賊 [読んだ本]
こんばんは、酔いどれです☆ミ
今夜も、やっぱり酔ってます。
描きかけでUPするのを忘れていましたが、今宵は、年末年始に読んだ本の感想なんぞを書いておきますね。
『海賊と呼ばれた男』上・下巻 百田尚樹 著
別に、麦わら帽子をかぶって海賊王を目指している少年の話ではなく、出光興産の創業者をモデルとしたお話です。
新聞の書評などで、やたら褒められているので、試しに読んだら大当たりでした。
まさに、不況の日本を元気にする一冊ですね。まだ読んでいない方は、是非読んでいただきたい。
物語は、太平洋戦争終戦の日の焼け野原になった東京から始まります。
地方の石油の小売商店から日本を代表するような企業になるまでが描かれていますが、そのストイックな生き方と「侍魂」に惹きこまれます。
「面白くて、グイグイ読み進めます。」と書きたいところですが、グイグイ読めませんでした。
なぜなら、10ページに一回くらい、主人公の国岡氏や周囲の漢達(男ではなく、あえて「漢」と書きたい。)の言動に、目頭と胸の奥に熱いものが込みあげてきてしまい、たびたび中断してしまうんです。
会社の資産ではなく、経営計画と会社の人材を見て破格の融資をしてくれる銀行家とか、日本の国益を守るために外国資本と戦う主人公のために、法的に見たら違法なのをを承知で、自分の頚をかける覚悟で便宜を図ってしまう役人とか(流石に、こりゃまずいか・・・)
戦後の日本の復興は、こういう人たちが支えてきたんだなあ。と痛感。
「同じ日本人なら、現在の苦境も乗り越えられるんじゃないの?」というか、戦争で全てを失った先人達がここまでやり遂げたんだから、20年続く不況が続いたって、そこそこの生活ができる現代の我々はもっとやれるはず。というか、やらねばなるまい。
とにかく、読めば、明日からの仕事に力が入る作品です。
まず居ないとは思いますが、「働いたら負け」と思っているニートさんが、この記事を読んでくれたなら、是非、読んで欲しい本ですよ。
本日の酒量:サントリー角 ソーダ割りにしてたら摂取量がよくわからなくなりました。
コメントありがとうございました(*^^*)
面白そうな本ですね。
実際にあったとは、にわかには信じがたいような、熱いエピソード満載な感じが伝わってきます。
一生懸命やってる人には、不思議と手を差しのべてくれる人が現れるんですよね。
育休中で、怠惰な生活をしてしまっているので、こういう本を読んで、己を奮い立たせたいです。
by りょお (2013-01-18 00:17)
あぁ、私、コレ読みます!
ずっと前に酔いどれさんがおすすめしていた八日目の蝉、
りな出産前のながーい入院生活のときの読んで
すごくよかったのですよね~
なので、酔いどれさんのおすすめなら間違いない!
まずは電子書籍の試し読みしてみます^^
by ゆりこ (2013-01-18 18:00)
りょうさん>働く人への応援歌のような一冊です。是非、読んでください。
by 酔いどれ天使 (2013-01-21 00:24)
ゆりこさん>2012年もっともお勧めできる一冊です。是非とも読んでください。
あと、感想は書きませんでしたが、伊坂幸太郎さんの作品は外れがないと思います。最新作は『SOSの猿』かと思われますが、初期の作品から読むと登場人物がオーバーラップして出てくるので、より一層楽しめます。
by 酔いどれ天使 (2013-01-21 00:40)
motosoftさん、miopapaさん、びくとるさん>niceありがとうございました。
by 酔いどれ天使 (2013-01-21 00:41)
働いたら負け…………なのかもしれない今日このごろだけど、働かざるもの食うべからずだもんね。私も春からはがんばって企業戦士してきま〜す!
(#^.^#)
by はづき (2013-01-21 12:37)
はづきさん>nice&コメありがとう。
復帰まであと少しですね。頑張りすぎない程度に頑張ってください。
by 酔いどれ天使 (2013-01-22 01:50)